第三届人民中国杯日语国际翻译(笔译)大赛赛题
组别:高职高专组
项目:日译中
他人のクセやしぐさが気になる心理
自分のクセやしぐさは自分の目にははっきりそれと映らないので気にならないが、話し相手等他人のクセやしぐさは結構気になるものだ。貧乏ゆすりをする、爪をかむ、髪をいじる、ペンをもてあそぶ、指を鳴らす……そのしぐさが大きければ大きいほど、頻繁に表れれば表れるほど、どんどん気になってしまう。そして、いったん気になったが最後、そのしぐさは相手の印象と深く結びつく。
これは誰にでも例外なくあることで、たぶんあなたはしらずしらずのうちに、キョロキョロしてばかりいて落ち着きのない人とか、ぼんやり髪をいじってばかりで集中力に欠けてそうな人といったような印象を周りの人に植え付けているに違いない。
では、人はどうして他人のクセやしぐさが気になるのだろう?
他人のクセに気がつくわけ
一つには自分の目で直接見ることができるからだが、理由はそれだけではない。
話し相手がしきりと貧乏ゆすりをしているとしよう。その姿を目にしたあなたは、恐らく「何かイラついてるのかしら? もしかして私がその原因?」等と思うはずだ。また、相手の視線が定まらずに宙をさまよっていれば、「ぼくの話に興味がないのかなぁ?」等と感じるはず。
つまり人は、心理学の知識があろうとなかろうと、自分の経験に即して、無意識的に相手の言動からその人の心のうちを読もうとしてしまう。
他人のクセを気にしやすい人
人のクセやしぐさを気に留めることの多い人は、他人の気持ちの変化に対して敏感なほうだ。これは、先に挙げた二つの例のように、相手の状態を知ろうとする心理が常に働いている証拠である。
また、同時に、自己の存在が相手にどのような影響を与えているか、無意識に気を配っているということでもある。このような人は、基本的に、他人に対して気を使うことができるタイプと見ていいだろう。むろん相手のことを思いやった適切な気配りができるかどうかは別の問題だが。
ただし、この度合いが過ぎて、もし相手のクセやしぐさがやたらと気になるのであれば、それは周りの人の行動や言葉に敏感すぎる神経質な性格の現れである。
他人のクセに鈍感な人
人のクセやしぐさを気に留めることがあまりない人は他人の気持ちの変化に鈍感だ。その根底には、周囲の状況に対する関心の薄さがある。敏感な人とは対照的に、相手の心のうちを知ろうという気も起こらなければ、自分が相手にどのような影響を与えているかも気にならないのだ。性格的にのんきで無頓着なところがあるといえるだろうか。
当然ながら、このタイプは他人に対して気を使うのが苦手である。