第二届人民中国杯日语国际翻译(笔译)大赛赛题
组别:本科组
项目:日译汉
昨年の冬、私は日本を訪れる機会に恵まれた。日本は清潔で、礼儀正しい風土があり、法を重んじる国であることを目の当たりにするとともに、効率と高品質の追求も大和民族の特徴であると感じた。彼らと付き合う中で、その謙虚さと誠実さのために、礼儀正しい印象を与えるのだと感じたが、意外なことに、そのふるまいにもどかしさや不快感、距離感を抱くことはなかった。宿泊先の旅館では、汚染の心配をすることなく、いつでも水道水を飲むことができた。デパートで買い物をすれば、店員はいつでも嫌な顔一つせず質問に答え、冷たくされたり、ののしられたりすることなどなかった。工場見学のために、バスで遠くまで行った際も、彼らは手を振って歓迎の意を表し、至らない点はなかったかと心配してくれさえした。特筆すべきは東京の交通で、車の量は多かったが、その流れは整然として秩序があった。信じられないかもしれないが、何か用件を済ますために車での外出を選択するのは、日本では合理的な考え方だ。中国の一部の都市のように、車で出かけたら午前中いっぱいかけても用事が終わらないのとは違う。東京は世界最大級の国際都市であるのに、である。訪日でこれだけ多くの知見を得た今、私は内心、胸を高鳴らせながら、まさかこれがあの悪評高い日本ではあるまいと自問し始めている。東京が現実となって目の前に現れた今、私は、日本を改めて観察せざる得なくなった。日本は教養の高い隣国であり、尊敬に値するライバルでもあり、学ぶべき手本でもある。両国は互いに切磋琢磨し、共に発展し、共に重視し合うために、友情を結び直すべきではないかとさえ思うようになった。このような思いを抱きつつ、私は彼らと真摯に、しかし慎重につき合いはじめた。私の担当する対日科学技術交流と協力事業は、双方の努力によって、わずか1年の間で称賛すべき成果を挙げた。これは、事業効率の高さもさることながら、相互の信頼感と期待感の賜物であろう。
ここまで書いて、最後に言えることは、中日両国は一衣帯水の隣国で、海を隔てて互いを臨んでいるということだ。「青山依旧在、友誼万古長」(山なみの青さが古来より変わらないように、友好の思いも永遠に続く)。私は、両国間のあの辛い歴史が本当でなければよかったのに、と心の底から願っている。何もかもが起きていなければどれほどよかったことか、とさえ思う。中日友好のために尽くし、あたかも数千もの船が通り過ぎるほどの営みを経た後、私たちが目にするのは、きっと春の日にちがいない。それは、春の美しい日以外にありえないとさえ、私は思う。
日本見聞記——日本https://spc.jst.go.jp